タオルソムリエのちょっとひと言#5

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こんにちは!
タオルソムリエの草茅(くさがや)です。
今回はタオルの 「色抜けと漂白剤による脆化 (ぜいか)」 についてです。

DSCN1088DSCN1088 / upyernoz

漂白剤には要注意!

タオルの「色抜けと脆化」の原因としては主に漂白剤によるものが多いようです。
漂白剤には強い酸化作用を起こし、色素を分解して色を抜く漂白作用がありますのでご使用時には注意が必要です。

漂白剤の種類と使い方

漂白剤は主に塩素系と酸素系の2種類あります。

塩素系は漂白力が高く、主に白物のみに使用されることが多いので、白いタオルなどにはおすすめですが、普段の色物や柄物にはどちらでも使用出来る酸素系の方がおすすめです。

市販の家庭用合成洗剤のほとんどに少量の蛍光増白剤が添加されている為、漂白剤ほどではありませんが、徐々に白っぽくなってしまいます。
とりわけ、オーガニックコットンのタオルなどは本来の生成色が洗っているうちに徐々に白くなってしまうことが多々ありますので、予めご理解頂きご購入下さい。

また、原液がタオルに付着すると、糸が脆化して変色したり破れやすくなることもあります。
ご使用時には直接タオル等にかからないように十分注意してお使い下さい。

前回の「色落ち」などと同じように使い続けていく中では避けられないものですが、お洗濯時にちょっと注意するだけでタオルを長持ちさせることが出来ますので是非お試し下さい。

次回は「パイル抜け」について紹介します。

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